つらい寝違い(首の痛み)の原因は何?4つの対処と予防法

つらい寝違い(首の痛み)の原因は何?4つの対処と予防法

先日、銀座界隈にお勤めの方は肩こりが多い?お悩みの症状ベスト3を書きましたが、寝違いで来院される方も多く感じます。(実際の絶対数は他の症状と比べると、少ないのですが、いわゆる急患なので、鮮明に記憶に残っています。)

首に痛みがあり、動かすことができない。くしゃみをした途端に、首が動かなくなった。など、急に襲ってくるつらい首の痛みは、どうしたらいいでしょう。

いわゆる寝違いのよくある症状

朝起きて、急に首が動かなくなった場合、よくあるのはいわゆる寝違いです。医学的には、疼痛性頸部拘縮と言います。寝違いは、首の筋肉に負担がかかり、炎症が起こった結果、思うように動かすことができない(動かそうとするけど、痛みがあり、動かすことができない)状態を指します。

よくある寝違いの症状は、

  1. 起きようとしても、首の痛みが強く、起き上がることができない。
  2. 特定の方向に動かすと、痛みが増悪するので、怖くて動かせない。
  3. 痛みのある部位を触ると、コリコリとした筋肉の塊がある。
  4. 痛みは首の一部だけにあり、手や背中には痛みがない。
  5. 前に倒すと、痛みが増悪し、後ろに倒すと、痛みが和らぐ。

寝違いは多くの人が経験していると思いますが、寝違いに鍼灸がいいという話を知っている人は少ない気がします。

寝違いに効く鍼寝違いは、無理な姿勢や、筋肉が緊張した状態が続くと、急に起こります。一般的に、寒い時期に多いとされていますが、季節の変わり目や、歓送迎会などで、酔っ払ったまま寝てしまい、無理な姿勢で寝た結果、寝違いになるケースも。銀座ルーチェ治療室に寝違いで駆け込まれる方も、春先と、秋が多い気がします。

寝違いはだいたい1週間ぐらいで痛みが和らいできますが、1週間もの間、痛みと格闘しないといけないのはつらいですよね。また、適切に処置しておかないと、2週間、3週間経っても、痛みがひかないケースもあります。

正しい対処法を知って、適切に治療をすれば、早く回復する可能性が高まりますよ。

対処法1 痛みの発生している場所は、揉まないこと

寝違いになったら、マッサージはしないでね。

痛いので、ついつい手を出して、マッサージしてしまいがちですが、寝違いの起きている部位は、筋肉が炎症を起こしているので、これを直接マッサージしてしまうと、炎症をひどくする結果につながります。

「揉んだら、余計にひどくなった。」と言われる患者さんのケースもよくお聞きしますので、注意してください。

ただし、あん摩マッサージ指圧師が治療として行うマッサージの場合は、炎症が起こっている部位ではなく、周囲のこっている筋肉に対して、アプローチし、早期の改善を目指しますので、正しい知識と技術を持って行えば、「寝違いには、マッサージはダメ」ということではありません。

対処法2 安静にして、痛みがある部位は、冷やす。

寝違いで痛めた箇所を冷やす!

痛みのある部位は炎症を起こしているので、とにかく冷やすことが大切です。ケーキなどについてくる小さな保冷剤があれば、首のような細い箇所も冷やしやすいです。いざという時のために、いくつかは冷凍庫に保管しておきましょうね。

対処法3 寝違いに有効なツボ押し

寝違いに効くツボー落枕ー

寝違いに効くツボー落枕ー

手の甲にある、落枕というツボを、ツボ押ししてみます。痛めている部位で、効果的なツボの位置も変わりますので、少しずつ、ずらして、押してみましょう。押した場所で、痛みを強く感じるところが、有効なツボになります。

人差し指と中指の、指の間をさすり上げて、留まるあたり。親指で押すと、痛みを感じる場所があるので、そこをゆっくりと押してみてください。だんだんと首の痛みも楽になるはず。

対処法4 痛みが和らいできたら、体を温める

寝違いが落ち着いたら、体を温めましょう。

お風呂に入ったり、サウナに入ったりして、体を温めましょう。
血行をよくすると、傷んでいる部位の修復を手助けすることができます。

普段は忘れていても構いませんが、痛みが出たら、あ!そういえば・・・と、思い出してくださいね。
まずは、安静に、冷やす。そして、痛みが和らいできたら、体を温める。です。

どうすれば寝違いにならないように予防できるのか?

寝違いを完璧に予防する方法があると良いのですが、残念ながら、聞いたことがありません(笑)。でもできる限り、寝違いを起こさないように予防することは可能です。

予防1 正しい姿勢で寝る。

正しい姿勢とは、お一人、お一人で異なります。仰向けがいい人もいれば、うつ伏せがいい人もいます。要は、常日頃とっているリラックスできる姿勢で寝る。ということです。
飲み会の帰り、気がつくと、ソファーで寝ていました。とか、枕を新しくしたとか、普段と異なる姿勢で寝てしまった時が一番危ないのです。

予防2 肩こり、首こりを治療する

肩こり、首こりが慢性的な人は、筋肉が硬く、こわばっているので、寝違いを起こしやすいです。
肩こり、首こりを感じたら、マメにケアすることで、寝違いを予防することができます。

予防3 座る姿勢をよくする

仕事でパソコンに向かっていると、自然と猫背になりがちです。最近のオフィスでは、コンピュータも、省スペースや持ち運びを考慮して、ノートパソコンが多いので、これも猫背を加速させる一因になっていますから、要注意です。

背筋を伸ばして、リラックスした姿勢で、座りましょう。

予防4 自分にあった枕を探そう

寝違いをよく起こされる患者さんには、どんな枕を使っているか、聞くようにしています。みなさんご自身の好みで枕を選ばれているのかと思えば、あまり気にせずに、昔から使っているから。という方が多いです。
枕は、首のカーブや、高さ、寝相などによっても、最適なものが違います。枕を当てる位置も大切です。
タオルを使った簡易枕をおすすめすることもあります。自分にあった枕を探しみましょう。

寝違いになったら、鍼灸院へ行ってみよう!

寝違いは、痛みが強いと、動くのもままなりません。まずは安静に、冷やすことが初期対応の基本です。
その上で、一刻も早く治したい。ということであれば、鍼灸治療を受けてください。

鍼灸は、痛みのコントロールを得意としています。鍼灸治療を行うことで、痛みを緩和しつつ、痛めた箇所の修復を早めるための治療を行うことで、早期回復につながります。

肩こり?首こりではありませんか?

肩こり、首こり専門コース

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寝違いが劇的に改善した一症例

シンガポールから出張でホテルに滞在していた方が、寝違いを起こして、朝一番で、駆け込まれたことがありました。「痛みがひどく、明日、飛行機に乗らないといけないのに、とても乗れる気がしない。」と、困り顔でしたが、治療を終えると、「痛みが全然なくなった!先生、何をしたの?ありがとうございます!助かりました!」と、小躍りに帰られたことを鮮明に覚えています。

このケースは、かなり効果が出て、痛みがほとんどなくなりました。もちろん、すべての方で、同じようになるかというと、保証の限りではありません。しかし、鍼灸治療を施せば、痛みの軽減や、可動域の改善は間違いなくあります。何もせず、悶々と治癒を待つよりも、鍼灸治療を受けた方が早期回復が見込めますので、寝違いになったら、すぐに鍼灸治療を行うことは、かなりおすすめです。