お灸は森林浴と同じ効果がある!?

お灸は森林浴と同じ効果がある!?

森林浴とテルペン類

最近ブームとなっている森林浴ですが、森林の中のフィトンチッドを浴びると、気持ちが和らぎ、元気になることはご存知のことと思います。このフィトンチッドの正体はテルペン類という空気中に漂う物質です。
このテルペン類は本来、森林の植物が外敵から身を守るために放出する殺虫成分なのですが、森林中に漂うごく微量(100万分の1レベル)では、色々人に有効に働く物質です。みかん等の柑橘類のさわやかな香りもリモネンというテルペン類の一種によるものです。

このテルペン類の香りを嗅ぐと、緊張がほぐれ、末梢血流が増大し、気分が安らいだときに現われる脳波のアルファ波の出現率が高くなることが研究により実証され、緊張してストレスがかかっている時にその緊張を解きほぐし、安らぎを与える作用があるのです。

お灸の効果

お灸はモグサという草を乾燥、精製して使います。モグサの香りや、けむりにもヒトの生理機能に及ぼす作用が学会に報告されています。皮膚に一切の温熱刺激を与えずに、モグサの香りやけむりを吸ってもらうだけで、副交感神経が活性化し、自律神経機能のバランスを正常にもどす効果が観察されました。

また、銀座ルーチェにいらっしゃる患者様の中にも、治療室に残るお灸のかおりを嗅ぐと気持ちが落ち着くとおっしゃる方が実際に多くいらっしゃいます。この事は、モグサのけむりの中に人に安らぎを与える何らかの物質が含まれている事を示唆しているのではないでしょうか。

お灸にもテルペン類の存在

私事で恐縮ですが、卒論研究でこのモグサのけむり成分をガスクロマトグラフィという方法(GC-MS)で分析し、森林浴の有効成分であるテルペン類がごくわずかですが存在することを確認しています。このことから、モグサのけむりの生理機能に及ぼす有効成分の中にこのテルペン類が含まれているのではないかと考えています。

お灸は香りでも人を癒す優しい施術

お灸は熱いのでは?というイメージが一人歩きして、敬遠される方も多いのですが、当治療院のお灸はやけどの心配もありませんし、決してつらい施術ではありません。香りからも癒してくれる、人にとても優しい施術なのです。